雷雨の夜に

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降り続く雨の中2人は手を繋ぎ無言のまま道を見つけるため走っていた 「ノクス兄さん…」 「(ノクス兄さん…怒ってる…?)」 しばらく走っていると急に止まった 「なんで…?」 「えっ…?」 「なんで迷子になんかなったの!?僕、とっても心配したんだよ!?」 「言ったよね!夜になると国の住民がこっちに来るかもしれないから夜は出歩かないでって!」 「もしかしたら捕まったんじゃないかって…!心配したんだよ!」 繋いでいた手を強く握った 「えっあ……ごめんなさい…ノクス兄さん…」 「謝って済むことじゃないよ…」 手を離し走るノクス 「あっ!!兄さん!」 ルインも一生懸命付いていった
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