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「私…ノヴァリアの一員になれないのかな…」
「(ノヴァリア…?どんなのかしら…)」
「マタン、今はその言葉を知らなくて良いんですよ」
いつの間にかマタンの後ろにユリアがいた
「名無しの子…」
「ノヴァリア…と言ってましたね、今は知らなくても良いんです…いずれ知ってしまうんですから…」
最後を小さく呟きわざと聞こえないように言った
「えっ…?」
「なんでもないです」
ニッと笑顔を見せる
「貴方は…貴方は…一体誰なの…?」
「私は私、何にもない唯の人間です」
すっとマタンを横切り女の子に近付く
「あれ…?」
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