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夏が終わった。
龍太とは、相変わらず仲良くしていた。
すれ違いもあった。しかし、互いにすぐ仲直りした。
俊とは、相変わらず口も聞かないし、顔も合わせなかった。心から気まずいと思っていた。
そんな中、ある日を境にあたしと俊は
また仲良くなった。
理由??そんなの分からない。
気付いたら、互いにまるで惹かれ合うように
仲良くなった。
龍太は、そんなあたしを見て、あたしを避けるようになった。なんせ、龍太は俊が嫌いだったからだ。
避けられる日が続いた。
そう、あたしの世界から太陽が消えたのだ。
まだ、完全に消えたわけではないが、見えなくなった。
太陽がいなければ世界は破滅してしまう。
だから、あたしは龍太に手紙を書いた。
『龍太へ
あたし、龍太になんかした??』
ソッコーで返事が来た。
『してないけど、どうして??俊が好きになった??それとも他の人??』
龍太があたしを完全に嫌ってないことは
返事を見てすぐにわかった。
あとは、どう答えるか、どう反応されるか。
あたしの頭はパンクしていた。
だから、あたしもすぐに返事を返した。
『単刀直入に聞くね。どうして最近そばにいてくれないの??』
またすぐに返事が来た。
『分からない。最近、流を不幸にさせてる気がして仕方ない。だから、いっそのこと離れた方がいいと思った。』
意外だった。
龍太が、まさかそんなことを思っていただなんて。
確かに、あたしは龍太と付き合ってあたしの何かを変えた。
さぁ、どうしようか。
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