詩的なもの

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【5】 僕は夜空にキスをする おやすみ 愛しい人 君は その黒に溶けて その深みに嵌って 永遠の空へ旅に出た 僕は夢を見ていた 君は死を魅ていた その黒に君は憧れていたんだろう だけど 君が逝った夜空は時々寂しそうな顔をするから 僕は寝しなにキスをする 目覚めのキスはもう効果はないから せめて安らげるように 夜空へ捧ぐ おやすみのキス .
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