序章 「壊れた世界、造られる世界」

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 鳥が元気に鳴いている朝、此処は日本のある地域。 「流、早く起きなさい!」 「母さん、解ったから……うっさいな……」  その少年の名前は瀬川 流夜<せがわ りゅうや>、現在高校3年生なのだが、なぜか身長は中学2年生辺りから止まっている。 「あんたが起きるのが遅いからでしょう。文句があるなら早く起きてから言いなさい」 「はぁ…分かったから早く部屋から出ていってくれ」 「はいはい、早く下りてきなさいよ」  ……そういうと、母さんと喚ばれた人は一階に下りていった。  因みに此処は二階の流夜の部屋。  部屋の様子は4畳半の広さで、ベット、小さめのテーブル、机があり、たいていの物は机に設置されている棚に入っており、部屋は閑散としている。
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