序章 「壊れた世界、造られる世界」

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 ……今日も、流夜にとってまたつまらない日常が始まる。 「……っと今何時だ?」 「七時半よ」 「おぉ、そうかありがとう……って、え?誰?」  その声は後ろから聞こえた。だが後ろを見ても……、 「誰もいないな…気のせいか?」  それは置いといて、流夜はこのあと、着替えを終え一階に下りた。……朝食を食べに。 「いただきまーす」 (それにしてもさっきの声は一体……) 「……ごちそうさま」  流夜が朝食を終えた時間は八時ちょうど。高校には八持半までに着けば間に合う。 「学校まで十分くらいだから余裕かな」  因み流夜はけっこう頭がよいらしく、中々の高校に入っている。 「まぁ、今日は余裕を持って行くか」  そう呟き、家を出る為に流夜は玄関へ向かい、靴を履く。 「いってきまーす」 「いってらっしゃい」  そうして流夜は家をでた。
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