才果て

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「ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい。ごめんなさい」 ハルカちゃんは自分の親指を囓りながら大泣きした。 なんでそんなことをするのだろう。気が狂っている。 「黙れこの耄碌爺! さっさと金を置いてしね!」 ワイシャツの胸ポケットからナイフを抜き、僕はそれを何度もハルカちゃんの乳房に突き刺す。 心臓が痛いよと言って泣いていた。
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