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「その1、一晩にして町の不良を手懐けた!」
「その2、毒舌校長のカツラをなんの躊躇もなくとった!」
梓は力強く言う、こんな感じでつらつらとその26まで続いた。
え?内容は省略!
あたしにとって都合が悪いとか、そんなんじゃないからネ?
「いやでもさ、そんなの対したことないって~」
「カツラとったときの校長の形相とか毒舌とかヤバかったのを忘れたのかお前は!」
怜治が唾を飛ばすほど大きい声であたし怒鳴る。
もう、イケメンが台無し。
「ぷっ、ツルツルピカピカだったよねぇ」
校長のアタマ。
「それよかー、あたしのために今日の夜お別れ会開いてくれるんでしょ?楽しみ」
あたしにとっては伝説なんてどうでもよくって、皆と楽しくお喋りしてたいし。
「ま、それでこそ静だよね」
梓が諦めたように締めくくろうとした時、
「いや!!駄目だ!」
え。
えー。
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