赤い頭巾と犬の耳
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そして、一人黙々と歩くこと20分、森の中に一軒だけ、ぽつん、と建っている家があります。 言わずもがな、これがおばあさんの家でした。 赤ずきんは額に浮かぶ汗を拭い、一つ深呼吸をすると、 コン、コン、 と木の扉を少し上品に叩き、 「こんにちはー、」 と言ってから、名を名乗りました。 「どうぞ」 家の中から声が聞こえたので、 赤ずきんは、おじゃましますと言って、家に入ると、
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