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赤ずきんが扉を押さえながらも首だけで振り返ると、そこには、気品と美しさを備えた女性が立っています。
とてもおばあちゃんには見えません。
「あ、おばあちゃん!おかえり!」
…おばあちゃんでした。
「ただいま、鍵なら開いてるわよ?入らないの?」
と普通に赤ずきんの体の脇にある取っ手に手を伸ばして開けようとするので、赤ずきんは急いで止めます、
「お、おばあちゃん!!今日は天気もいいし散歩に行かない!?」
「今行ってきたばかりよ?」
が、抵抗虚しく扉を開けられてしまい、「うおっ」と、急に押していた扉を開けられてオオカミ男が飛び出しました。
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