危険度★2“告白”

8/11
前へ
/13ページ
次へ
片手に持っていた携帯電話が突然震え、メールの受信音が鳴ったのだ。 だが、そのタイミングを見計らったかのような絶妙なタイミングで、さっきまで覗き込んでいた扉が宙を舞う。 初めは何が起きたのか全く理解できず思考が停止していた。 だが、気がつくと目の前には大きな人影が存在していた。 太陽の光で影になり、誰なのかははっきり確認できない。 わかったのは ①ポニーテイルで長身ということ ②さっきの扉の開け方から何らかの格闘技を習得していること ③私の頭上に飛行可能となった扉が落ちようとしていること!? って、冷静に分析してる場合じゃな~い!! 私は危機一髪のところで緊急回避すると玄関に向き直った。
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加