危険度★2“告白”

10/11
前へ
/13ページ
次へ
ちなみに、なっつんというのは私の渾名で夏美とツンデレがかけられているらしい。 自分ではツンデレだと思ってないんだけどな~ そんな事を考えていると時間は8:40になっており、私の冷静な態度は一変した。 チャイムは8:45に鳴り、それが過ぎると遅刻、または欠席と見なされる。 このままじゃ三咲も遅刻してしまう。 「私は大丈夫だから先に行って!!」 顔は笑顔だが、背中の冷や汗が噴き出すのを感じ三咲を玄関から追い払う。 だが、三咲にはそんな技は通用せず、 「ねぇ、このドアどうしたの?大きな穴が空いちゃってるよ?」 と冷静な疑問を投げ掛けてきた。 私は目で必死に気持ちを伝えたが、天然な三咲には通用せず諦めるしかなかった。 だから最終手段を使うことにしたのだが…
/13ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加