危険度★2“告白”

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そして私は目を疑った。 本来ありえない異常な点に気付いたのだ。 ドアの中心に大きな楕円形の穴が空き、回りには無数の凹んだ跡がある。 穴に少し体を寄せると、そこからは外の様子を確認することができる。 町は青い空に包まれ、白い雲が太陽を覆い隠そうとしている。 だけどこんな大きな窓がドアにあっただろうか… あったとしたらこの無数の突起は… 頭をフル活用し原因を探っていると、突然、部屋の中が薄暗くなった。 雲が太陽を飲み込んでしまったのか? と、思って考察を再開しようとした直後だった。 またまた二つの音が集合住宅内に響き渡った。
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