死神のはじまり

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私はユキナ。 外見は普通と変わらない。 特別綺麗でもないし、可愛い訳でもない。 だけど、私は“死神”と皆に呼ばれるようになった。 特別何かをした訳じゃない。 黒い服を好んで着ている訳でも、大きな鎌を振り回している訳でもない。 勿論誰かを殺したり、死に追いやったりもした事もない。 “人の死期が見えてしまう” ただ、それだけで死神と呼ばれるようになってしまった。 私が初めて人の死期が分かったのは5歳の時。 見えた人は、私の祖母だった。
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