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アーサー「もう十二月か……」
W学園生徒会会長のアーサー・カークランドは生徒会室で仕事をしていた。
アーサー「それにしてもあいつら、仕事サボりすぎだろ……」
あいつらとは、生徒会メンバーのアルフレッド、フランシス、耀、イウ゛ァンのことである。
がちゃっ
アーサー「!?アルフレッドか!?どこほっつき歩いて……?」
ウォーター「やほ☆」
アーサー「だっ、誰だお前ッ!」
そこには、見たことがない、W学園のものではない制服を着ている少女がいた。
ウォーター「誰って俺はこの小説の神、ウォーター様さぎゃあっ!?」
アーサー「…出てけ不審者」
ウォーター「不審者じゃないからっ!いきなり蹴ろうとすんな!だから、不審者じゃな攻撃体勢とんじゃねぇ!」
アーサー「いくぞ!」
アーサーが殴り掛かって来る。
ウォーター「全く……。人の話を聞いてくれよ。それに、女の子に殴り掛かって来るとは……紳士も廃れたもんだねぇ」
ウォーターは殴ろうとした右手を避け、そのまま腕をつかんでいわゆる一本背負いをきめた。
アーサー「くっそ……何だよコイツ……目茶苦茶強え……」
ウォーターは、起き上がれないアーサーを横目に、椅子に座った。
ウォーター「ほーら、言ったじゃないか!俺はこの小説の神だって。だから、自分とかのパワーアップもできるんだ」
アーサー「何が目的だ……?」
ウォーター「ああ、忘れるとこだったよ」
ウォーターは机に封筒を置くと、立ち上がった。
ウォーター「じゃ、また」
アーサー「ちょ、待て!結局お前何物だよ……」
ウォーター「ん?さっき言わなかったかな?ウォーターだよ」
がちゃ
ウォーターはそれだけ言うと帰って行った。
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