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俺達は馬車に乗っていた。
いや、乗らされた…
理由は…
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数分前…
「私の馬車にお乗りください。」
「あ?狭くなるからサラだけ乗せてくれ。俺はこのDホイールで行くよ。」
「乗れ」
「いや、だから迷惑かけるわけにもさ…」
「…乗れ」
「…はい」
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と完璧に逃走手段を奪われたのだ…
どうしよう…これ絶対に最強の騎士と戦わされるよ…
よし…某妖怪の総大将の孫の畏、『明鏡止水』を使って馬車からおりよう。
「おい」
「あん?」
突然アン王女が話しかけてきた。
「動いたら…殺す。」
…先ほど俺が憑依させてた鉈女の台詞を言われた…。
「あはははは!」
俺は笑った。
「ふふふ…」
「明鏡止水ぃ!」
「あっはははは!!」
鉈お…じゃなかったアン王女が笑いながら攻撃してきた。
甘い。待ってたぜ、その攻撃をよぉ!
ユラァ…
「あら?おかしいわね…攻撃したはずなのに…?」
「あばよ…とっつあん!」
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