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氷の精霊王フェンリルが眠ると言われる精霊都市『ライトスノー』。
この都市にはとてつもなく大きい屋敷がある。
都市の中心からは離れているが、その屋敷の大きさ故にに存在感はしっかりとあった。
そしてそこの家の主がこの都市の長を務めているガレイ=アルフェッタ。
ガレイは対魔獣用のライトスノー軍の隊長も務めており、この都市最強の魔法使いであった。
そして。
伝説の剣の使い手でもあった。
皆はその剣を――『フローズン・ブレイド』と呼んでいた。
絶対的な氷の力故に、そう呼ばれるようになったのである。
その剣で切られた者は二度と動くことはできないと言われるほどの強力な力を秘めている。
中央通りにはこの都市の最高学府であるライトスノー学園が圧倒的な存在感を放ちながら君臨していた。
ライトスノー学園の中心部分には巨大な時計塔があり、両脇に100メートルを超える距離を誇る校舎が広がっている。
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