幸福の雨

桜の下で

春なのに寒い日だった

いつものように家に帰らず、公園に寄る

これがアタシの休憩所

公園のベンチで座っている時間が

アタシにとって唯一落ち着ける時間なんだ

しばらくベンチに座って目を閉じてみる

何時間経っただろう？

アタシは顔に冷たいものが当たっていることに気づき、目を開いた