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家に入った洋介は一目瞭然に電話まで走った。
洋介「警察に電話するしかないか…」
しかし洋介は電話の前に黒い手紙があることに気づく。
洋介「す…捨てたはずじゃ……」
そこには今朝捨てたはずの黒い手紙が置いてあった。
洋介はおもむろににその手紙を手にとった。
『牧原 洋介様へ』
黒い手紙には金文字でそう書かれていた。
洋介「中身は……」
『四日後にお迎えにあがります。』
手紙にはそう書いてあった。
洋介「……だ…誰だよ…こんな…」
封筒をめくるが差出人の名前はなかった。
洋介「……とっ…とりあえず警察に連絡するか…」
洋介は受話器をとり110を押した。
その瞬間、受話器の奥からは警察官の声でなく、不気味な声が響いてくる。
「………アヒャ…アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ……無駄……アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ……………に行かないと友達が…………アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ」
洋介「うっうわぁー、誰なんだ、お前は!」
「アヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャヒャ…プツッ!」
電話は笑い声と共に切れた。
洋介は自分の部屋に駆け込んだ。
鍵をかけたことを確認するとそのままベッドに倒れこんだ。
数時間後
洋介「なんだ寝ちゃってたのか…悪い夢をみたな…」
しかし、机の上のの手紙を見て我にかえる。
洋介「………誰なんだ…あいつは……」
その時、洋介は電話の内容を思い出した。
洋介「……に行かないと友達が……まさか!」
洋介は家から飛び出した。
洋介「尚人が…危ない…!」
洋介は自転車に飛び乗った。
その時午前零時を告げる音が家の中から聞こえた。
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