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おそらく、一般的にはまず自己紹介から始まるのだろうが、昔からみんなとは違う方向を向こうとする天の邪鬼な俺は、初っ端から自己紹介などしないが許してもらいたい。
そのうちするから――ということもたぶんないので、先にそれを言っておく。
話の流れで軽く過去の話をしたりもするだろうから、読者方にはそれらを見て俺という人間を少しずつ知ってもらいたい。
まあしかし、こんなことを言っている時点で、もう既に俺というものが少しは見えてきているだろうか?
だが安心してほしい。
俺はまだまだこんなもんじゃない――はず。
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