罪悪感と甘い毒

2/6
前へ
/18ページ
次へ
高校一年の夏祭り。 それ以降、彼とは全く会うことがなかった。 彼氏とも別れ、一人を楽しんでいた18歳の夏。 私は、専門学校に通っていた。 新しい友達となじむために始めたブログに、貴方の書き込みがあった。 単純に懐かしく思った私は、普通に返事を返した。 会話の中で、彼に奥さんができたことを知った。 「おめでとう!よかったね!」と返した自分の心は雲っていた。 それから数日後、久々に食事でもしないかと彼に誘われ、快く出かけていった。 この日が、私を苦しめるとも知らずに。
/18ページ

最初のコメントを投稿しよう!

2人が本棚に入れています
本棚に追加