女の顔

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部屋につくと、いろいろなシステムがあって、私ははしゃぎながら部屋を物色していた。 「あ、ねぇ…。」 「何?」 それをソファに座って見ていた彼に振り向く。 「指輪、外して。」 「え、ああ。ごめんね。」 きっと、上手く笑えなかった。 彼の手には、指輪の形の日焼けが残っていた。 「あんまり意味ないな。」 苦笑いしながら、ロフトを駆け上がると、露天風呂がついていた。 「何ここ。面白いね。」 「じゃあ、こっち入るか。」 そう言って彼は、バスタブに湯を溜めはじめた。 湯が溜まるまで、ソファに座って他愛もない会話を楽しんでいた。 まるで、普通の友達のような会話をしていると、どこかでアラームが鳴った。 「お湯溜まったみたいだね。先に入っていいよ?」 「え?一緒に入るでしょ?」 そう言って、彼は笑って私の服に手をかけた。 「へ、変態。」 「何を今更。堪忍しな(笑)」 下着だけにされた私は、バスタオルを持ってロフトに逃げた。 彼の見ていないところで、下着を外して外に出た。 生温い夏の夜風が、私の肌を撫でた。 「恥ずかしがるなよ、綺麗なんだから。やっぱり、肌白いなー。」 後からやってきた彼と湯舟に浸かりながら、夏の星を探した。 ぼんやりと空を見上げた私の背中に、彼が舌を這わせた。 「や…、何、急に?」 「背中も感じるんだね。」 「うるさいよ、変態。」 「その変態と風呂に入ってる美羽も変態だよ。」 「何、その言い掛かり(笑)」 冗談で交わそうとする私の腰に、彼の固いものがぶつかった。 「ねえ、わかるでしょ?」 そういって、乳首を弄りながら耳に噛み付いてきた。 「そろそろ、出よう?」 私は頷くことしかできなかった。
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