2人が本棚に入れています
本棚に追加
部屋につくと、いろいろなシステムがあって、私ははしゃぎながら部屋を物色していた。
「あ、ねぇ…。」
「何?」
それをソファに座って見ていた彼に振り向く。
「指輪、外して。」
「え、ああ。ごめんね。」
きっと、上手く笑えなかった。
彼の手には、指輪の形の日焼けが残っていた。
「あんまり意味ないな。」
苦笑いしながら、ロフトを駆け上がると、露天風呂がついていた。
「何ここ。面白いね。」
「じゃあ、こっち入るか。」
そう言って彼は、バスタブに湯を溜めはじめた。
湯が溜まるまで、ソファに座って他愛もない会話を楽しんでいた。
まるで、普通の友達のような会話をしていると、どこかでアラームが鳴った。
「お湯溜まったみたいだね。先に入っていいよ?」
「え?一緒に入るでしょ?」
そう言って、彼は笑って私の服に手をかけた。
「へ、変態。」
「何を今更。堪忍しな(笑)」
下着だけにされた私は、バスタオルを持ってロフトに逃げた。
彼の見ていないところで、下着を外して外に出た。
生温い夏の夜風が、私の肌を撫でた。
「恥ずかしがるなよ、綺麗なんだから。やっぱり、肌白いなー。」
後からやってきた彼と湯舟に浸かりながら、夏の星を探した。
ぼんやりと空を見上げた私の背中に、彼が舌を這わせた。
「や…、何、急に?」
「背中も感じるんだね。」
「うるさいよ、変態。」
「その変態と風呂に入ってる美羽も変態だよ。」
「何、その言い掛かり(笑)」
冗談で交わそうとする私の腰に、彼の固いものがぶつかった。
「ねえ、わかるでしょ?」
そういって、乳首を弄りながら耳に噛み付いてきた。
「そろそろ、出よう?」
私は頷くことしかできなかった。
最初のコメントを投稿しよう!