第1章『決意へ』

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「それでは会議を始める。仕切るのは私、アルバート村長だ。」 30人規模くらいの会議が始まった。 「まずは、この村の今後の方針から話し合おう。」 「俺はこの村の立て直しした方が良いと思う。」 そう言ったのはオッズだった。 「何故か理由を聞かせて貰おう。」 「また同じ奴らは来ることはないからだ。」 「根拠は?」 「もし、俺が敵なら理由は何であれ、あれだけ人を殺したんだ。次の村を襲う。また同じ村を襲うのは無駄だからな。」 「オッズてめぇ!」 「待て、アライズ!オッズの言うことは間違ってはいない。」 アライズを止めたのは村長だった。 「あと、続きを言わせて貰うなら敵は黒の師団だ。奴らは殺しを好むと聞く。なら、次の村でたくさん人を殺せるからここには来ないはずだ。」 「なるほど…オッズ、意見ありがとう。」 「はい。」 オッズは椅子に座った。 「他に意見は?」 「私は自国の白騎士団に報告すべきだと思います。」 次はマキナが言ったのだ。 「確かにな。それは話し合うまでもない。決定だ。他には?」 「俺はこの村を出ます。」 そう言ったのはアライズだった。
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