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「それでは会議を始める。仕切るのは私、アルバート村長だ。」
30人規模くらいの会議が始まった。
「まずは、この村の今後の方針から話し合おう。」
「俺はこの村の立て直しした方が良いと思う。」
そう言ったのはオッズだった。
「何故か理由を聞かせて貰おう。」
「また同じ奴らは来ることはないからだ。」
「根拠は?」
「もし、俺が敵なら理由は何であれ、あれだけ人を殺したんだ。次の村を襲う。また同じ村を襲うのは無駄だからな。」
「オッズてめぇ!」
「待て、アライズ!オッズの言うことは間違ってはいない。」
アライズを止めたのは村長だった。
「あと、続きを言わせて貰うなら敵は黒の師団だ。奴らは殺しを好むと聞く。なら、次の村でたくさん人を殺せるからここには来ないはずだ。」
「なるほど…オッズ、意見ありがとう。」
「はい。」
オッズは椅子に座った。
「他に意見は?」
「私は自国の白騎士団に報告すべきだと思います。」
次はマキナが言ったのだ。
「確かにな。それは話し合うまでもない。決定だ。他には?」
「俺はこの村を出ます。」
そう言ったのはアライズだった。
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