プロローグ

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「ま、まあよろしくな天下無敵。 俺は千林 翔。呼び方は自由にしてくれ」 「合点承知でござる」 言い方古いよ天下無敵…。 「して、そちらのおなごは?」 「あ、私は大宮 凛。 水属性のゲームプレイヤー」 「よろしく頼みまする、凛様」 「さ、様?」 天下無敵の言葉に若干どもる。 様ってなに、こんな言い方されたことない。 「か、堅苦しいな…凛でいいよ」 「そうでございまするか?」 では、と咳払い。 …イケメソだなコイツ。 「次、次。凛、ガチャ」 「せかしすぎ」 まぁ、今目の前でSレア出たから私がSレア出すことはまずないだろうし。 期待せず紙を拾った。 刹那のまぶしい光。 おさまった瞬間、私はまた目を疑うことになる。 何故なら、そこにいたのは 「一一…御呼びでしょうか、姫」 水属性の中でも屈指の守備力を持つ一一一… 「【反逆騎士】明智光秀…っ!?」
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