最初に。

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「・・最初の頁から盛大にホラを吹くんじゃねえ!」 「あいたっ!?」 「傍迷惑な魔王が生まれたのは、お前が“勇者”になった時に願ったからだろうが!」 「忘れたわ、そんな些細なこと」 金髪に蒼い目のツインテールのロリ娘。 信じがたいが、こんなんでも世界にひとりの“勇者”。 「何が楽しくて、“何でも願い事が叶う場面”で強面の魔王なんか生み出さなきゃいけないんだよ・・・、お前の思考回路がわからねえ」 彼女こそ 先代に勝ってその座を引き継いだ、 正真正銘現役“勇者”。 ―――この物語は、 そんな“ロリッ娘勇者(主人公)”に 振り回される、 レベル0の一般人(主人公)のお話。 「・・・とまあ、こんなノリが嫌いな人はブラウザバックよろしく」 「あら、私-勇者-の活躍を見ずに帰るなんて、それは聞き捨てならないけど?」 「苦手な人はマジで逃げて、超逃げて!!」
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