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俺は、ゆっくりと
裕太の方へ向き直して
抱き締めた
裕太の鳴き声が聞こえなくなり
ゆっくり離すと
裕太の手は
きつく俺を掴んでいた
「もうちょっと」
そうつぶやき
俺にもたれ掛かってきた
初めて甘えて来た
こんな時だか嬉しくて
オレも抱き締めた
裕太が ピックと
震えてから離れた
一瞬なにがあっのか分からなかったが
「汚いから」
とだけいい目を反らした
俺は、自分でも驚くスピードで裕太を抱き締めて
「俺は、裕太が汚いなんて思ったことも考えた事もない」
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