Episode 1 -闇と現実-

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翌日、医師の言う通り、 すんなり身体は動いた。 ベットから降りようと身体を起こすと 痛みと共に違和感を感じた。 たくさんの配線に、私は繋がれている。 肩から左腕にかけて全てと、 右の二の腕、頭と包帯を巻いている。 ゆっくり布団をはがして両足を見ると、 太ももは内出血と青紫色のアザ。 擦り傷も見つかるが、 どうやら骨折はしていないようだ。 しかしこんな傷、今までだって負った 経験がないはず。 一体、何……!? その時、病室のドアが開いた。 一人の看護士が中に入ってくる。 『おはようございます。起きて大丈夫? 今は歩き回ったりは出来ないけど、 これから少しずつ身体動かしていき ましょうね。私はこれから担当する 中島です。何かあったらすぐ横のナースコールを鳴らしてください。』 可愛らしい感じの看護士さん。 歳はいくつかな…!? 私より、2、3歳上かな。
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