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とあるレストランで…
「ユーリは本当に甘いものが好きですね。」
食事を終えたエステルがユーリに声をかける
「ん?まーな。辛いのよりも甘いもんの方がいいな♪」
そう言うユーリはニコニコしている。
ユーリとエステルは珍しく二人で食事していた。
「私もユーリの顔を見てたら食べたくなってきました。」
エステルは女の子だ。甘いものに興味が無いわけない。
「なら食べればいいじゃん。」
ユーリは不思議な顔をして手を止める。
ユーリは食後にショートケーキを食べている。
「そうしたいのは山々なんですが…」
エステルの顔がだんだん曇っていく
「ん?量が多いのか。なら俺の少しやるよ。」
ユーリはこれで問題解決とばかりにケーキを差し出す。
「ありがとうございます。でも、いいんです。…最近きついですし…」
エステルはそう言ってケーキを返す。
「?」
ユーリは最後の方が聞こえなかったため、首をかしげる。
そして何か思い付いたように、「あっ」と声をあげる。
そして俯いて何やら考え事をしているエステルにむかって、声をかける…
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