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〈もし、最上のお師匠様の本多利明様でいらっしゃいますか?〉
青島は死して尚、私の事を心配していたそうだ
〈本多様にお願いがございます。どうか最上をお救いください〉
それから毎日青島は師匠の夢枕に立ち私の事を救ってほしいと言い続けたのだそうだ
『お師匠様こそ、病でお身体が優れませんのに私の為に解放運動など…』
〈最上は世の為になる男です。ここで死なせてはいけない〉
「徳内が病で苦しんでいるから、一刻も早くと急かされたのだ。間に合って良かったよ」
青島の本当の気持ちが師匠の言葉から伝わる
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