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ウェンズディは先に【カナリアの羽】を集めておいてから、早速ドラゴンの住み処を図書室で調べ始めた
「結構、遠いわね…」
『どうすんだよ。これじゃあ、空でも飛ばない限り3日でなんて無理だよ?』
ウェンズディは何も答えずロロをじっと見詰める。慌てたロロは広げていた翼を畳んだ
『僕、1人でなんか行かないからね!』
「そりゃそうよ。私が行かなかったら、私の魔法力は材料に移らないもの。箒は飛んだんだから、ロロみたいに翼が引っ付いてるか、振り落とされないようにすれば良いんだわ!良い事思い付いた!ロロ今夜決行よ!」
そう言って、ウェンズディは手続きも無しに図書室から本を持ち出して、自分の部屋に走り出した
『ウェンズディの良い案って悪い事しか思い浮かばないんだけど…』
ロロは畳んだ翼を広げて、窓から飛びたち校舎の上まで上がる
最上級生ではなくても、みんな冬至祭の準備でウキウキとしたざわめきで学校が満たされている
『来年も此処にいる事が出来るのかな?』
せめて、檻の中にはいませんように、とロロは祈りながらウェンズディの走って行った部屋に向かった
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