序章

4/5
前へ
/66ページ
次へ
その日の放課後。 久しぶりに蒼香が入っているバスケ部が休みなので真示と2人で帰っている。 「真示と一緒に帰るなんて久しぶりだね♪」 「そうだな。蒼香、アレは今いっぱい持っているのか?」 「うん!!カバンの中にいっぱいあるよ。ところで真示~最近好きな子できたぁ?なんならうちが恋のキューピットになるよ」 「いやいないから。そう言う蒼香はどうなんだよ」 「うちもいないも~ん!!」 そう言い合いながら楽しげに話していると、どこからともなく桜の花びらが2人の前に舞ってきた。 「えっ?桜!?なんでこの時期に?」
/66ページ

最初のコメントを投稿しよう!

26人が本棚に入れています
本棚に追加