第一章

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来てみたはよかったけど町も人も可笑しかった。 家は全部木で出来ていて道路も舗装されていない。 人々もみんな着物、男の人は丁髷で所々に刀を腰に差している。 そして俺らを訝しげに見ている。 可笑しい…ここは俺らのいた世界じゃない? ここの人達の格好を見ると幕末あたりか? 取りあえず離れない方がいいよな。 「蒼香、離れんなよ。ここは色々危険そうだ」 そう言いながら隣を見たら蒼香がいなかった。 あのバカッ今どういう状況かわかってないのか? そして焦りながら俺は蒼香を見つけるために走り出した。
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