どうせこんなファンタジー

ここから始まるファンタジー

｢………ってかちょっといい？｣

『なんじゃらほい』

｢……………｣

こいつオレと思考回路一緒やん

いやいや、その前にさぁ………

｢………ここどこやねん｣

『………えっ？知らね』

………は？

｢……………｣

『待って!!待って待って!!お願いだから荒ぶる鷹のポーズはやめて!!!』

なんやかんやで落ち着いたよ、うん

『……えっぐ、ひっく』

目の前のオレが泣いてるけど気にしない

はい、え～、この神々しいオレが言うには………

『僕は神じゃない!!そんな事知るわけがないだろ!!何？何が目的？………あっ、やっぱりやめて!!ごめんなさいごめんなさい!!!!!………………アメリアー!!!!』

って訳よ、収穫ゼロね

｢んで、オレはこれからどうしたらいいの？確かオレ死んだはずだよ？何この場所。なんで黒いのにお前だけはハッキリ見えるんだよ。それに………｣

その後オレはグダグダ色んな事を聞いてやった

だって分からない事は手を上げて聞きましょうって小２の頃の担任だった柿沼先生が言ってたんだもん

『…………』

ジンが挙げている片手にはボコボコにされて生気が抜けているジン

この際だからあえて言おう

…………だからなにこれ