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確かに雑念だらけなのは謝るよ、それ以外にオレは悪い事してない、断じてしてない、多分
『…………。………あ…………。えっと………。
…………お願いだから行ってくれんかの?』
「なんでですか?わざわざ人生やり直すなんて嫌っスよ」
『………うむ、そうじゃが……。異世界に行くと言うならワシが力を授けようではないか?どうだ?』
「神様から力貰うなんて無理だろ普通。それも全能の神様がたかが一般人に力をあげるはずがないじゃん。大体実力つけるならオレは自分で努力するわ」
『………迅くん……、マジでなにしてんの?』
それは聞くなオレ
でもやけにスラスラ言えた、無駄な所で調子いいな、うん
ってかなんだろ?足元に魔方陣的なヤツがプワァ~って光ってるんですけど……
『………ワシが甘かったわい。漆原 迅よ、そなたにはもう選択権を与えぬ。自身の命を自ら断つような者には耳も傾けぬ。強制的に異世界へ送ってやろうぞ!!』
神様から真っ白なオーラが湧き出て辺り一面に広がっていく
それに呼応するように魔方陣が光を放ち始める
なんか嫌な予感しかしないよパパ………
『………ワシはそなたの記憶や心を読んだからわかるのだが、そなたには護りたい者がおったのだろう?』
「…………」
それは、翔と里奈の事だ
『そなたは自分が無力だったからあの2人を救えなかったと、力があれば2人は死ななかったと、そう思ってはおらぬか?』
「……ッ」
………ドンピシャだよ
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