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はい、えぇ～私、ジンこと漆原迅は大変焦っております
何故かって？
見てみろよ……
空は半分綺麗に紅く染まってもう半分は夜が来てる
周りを見れば白い雲
地面が遠い……
｢…………また死ぬの？｣
嫌だぁﾞぁぁぁ!!!!
マジで落ちるスピード半端ないって!!
１回身投げしたけどこんなにスピード出なかったもん!!
ってか嫌な記憶掘り返してんじゃねぇよ!!
なんで死ぬ直前に死んだ時の事を思い出してんだよ……
｢ジュンジュン順序が逆やね～ん!!｣
…………。
………寒い、笑いの方じゃなくて風が寒い
しかも逆とかねぇよ!!
…………ってかオレ、夕焼けをこんな高い場所から見たの初めてかもなぁ
星まで手が届きそうだしなぁ……
本当なら二度と眼を開けない体になってたはずなのに…
オレってば、覚悟決めてたはずなのに…
やっぱり怖いな、今から死ぬって考えたら…
｢……まだ、生きてみたかったのかもな｣
本当に情けないな
心が弱いって言われた意味が分かった気がする
オレは、覚悟が足りない…
なんか知らんけどこんな状況なのに落ち着いてきた
自分の弱さにショック受けちゃったもんなぁ……
はぁ………
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