料理~隠し味は愛情~

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厨房 月が綺麗に見える夜。もう深夜と言ってもいい時間帯。普通なら鍵を掛けられているのだが灯りがついていた。 一刀「・・・入るぞ~」 返事の無い。しかし明かりとトントンと音が聞こえる。それを頼りに進んで行くと流流がいつも居る厨房にたどり着いた。 一「流流、居るか?」 流流「っん?に、兄様?」 そこには鍋を掻き混ぜながら驚いている顔をした流流がいた。辺りには何か書いてある紙や切り刻まれた食材が綺麗に並べられていた。 一刀「流流、聞きたい事があるんだ。今から良いか?」 流流「い、今からですか?ちょ、ちょっと待ってください」 流流は急いで作業をし始め俺はそれを邪魔にならないよう隅にある椅子に座って待つことにした。
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