デート(霞)

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霞「さあ、もう逃げられへんで」 山に逃げ込んだ山賊達も1人ずつ霞に倒され気が付くと目の前には隊長格が1人、後ろは崖である。しかしそいつは笑っていた 霞「何が、可笑しいんや?」不気味な笑いに苛立ちを感じる霞 山賊「楽しいからだよ」 霞「楽しい?これから潰されるのにか?」 山賊「ああ、楽しいね・・・潰されるのはお前だからな!!」 上から山賊の伏兵が体当たりを仕掛けるように滑り落ちてくる、 霞「舐めんな!!・・・ッ!!」 直ぐ迎撃しようと構えるが雨のせいで足が滑り逆に崩された構えになってしまった 山賊2「貰った!!」 山賊が霞に飛び込む 一刀「させるかー!!」 走って来た一刀はその勢いのまま伏兵の山賊に体当たり 山賊2「ぐあ!!・・・っの餓鬼!!」 霞から目標を変え一刀に剣を振る 一刀「なんの・・・っうわ」いつも無駄に魏の将と打ち合っているわけではない、と余裕の笑みで躱す筈だった、しかし足場が足場、雨、土の上で体を動かすには余りに雑過ぎた、後ろに仰け反るような態勢になってしまった 山賊「落ちろー!!」 一「っぐあ!・・・し、霞ー!!」 蹴り落とされ助けを求めるように手を伸ばす 霞「一刀、かずと~!!」 最愛の人を救おうと手を伸ばす しかしその手が結ばれることは無かった 後ろで笑っている山賊、手を引き立ち上がる霞の目には殺意しか無かった 霞「・・・あんたら、もう死に」 手加減なしの神速の一撃 山賊たちは痛みを発する前にその場に崩れ落ちた 霞「・・・一刀、死なんといてな」 霞は一刀が落とされた場所から下に向かって滑り落ちていく 雨は勢いを増すばかりだ
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