デート(霞)

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「・・・様」 誰かが呼んでる 誰だよこんな朝から 「・・・きて下さい・・刀様」 この声は、霞じゃない 「起きて下さい、一刀様」 凪か!! なぜ凪が? 勢いよく起き上がる 一刀「どうして、凪がここに」 凪「昨日、隊長と霞様がお帰りにならなかったので華琳様が心配なされ、昨日から捜索していました」 そうだ、すっかり忘れていた、どう言い訳するか考えていると 凪「あの、隊長・・・何があったかは聞きませんが、服は着たほうが良いと思います」 一刀「っは!!そうだ、服を・・・」 「おはよう、一刀、無事で何よりだわ」 服に手を伸ばしたとき凪の後ろから笑顔の華琳が現れた 一刀「おはよう、華琳」 華琳「貴方て人は、人が必死に捜しているて時に」 華琳が拳がプルプルと震えている 一刀「いや、これには深い訳が」 華琳「黙らっしゃい!!理由は城でゆっっっっっくり聞いてあげる」 華琳に一発殴られ(グーで)なんとか着た上着を捕まれ引っ張られていく 一刀「な、凪!!」 凪「はっ!!霞様は私が連れて帰ります」 凪は敬礼のポーズをとった「そうじゃなーい!!」と一刀は胸の中で叫んだ まだだ、霞がいる 頼みの霞をみると霞は満足げな顔で熟睡している。 あんな寝顔をされてたら起こすことができないな、怒られる覚悟を決めた一刀は諦めたように空を見上げた 雲一つない晴天が笑っているように見えた。
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