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「コイツがしゃべったのか……?」
「やはり下等な地球人、この程度の知能しかないようだな。」
電子音の声は、鼻で笑うように言ってきやがった。
確かに俺はそれほど賢い奴じゃないが、身も知らない宇宙人風情にコケにされるのは、流石に腹が立つ。
「お前は誰なんだ?ここに何しに来た?」
俺の質問に、本人ではなく長門が答えた。
「名前はペダン星人。目的は地球侵略。」
「ち、地球侵略!?」
俺は思わず声を裏返しちまった。
そりゃあ俺がガキの頃に見ていた宇宙人のほとんどは、侵略が目的で地球に来ていた。
だがあれは所詮フィクション。
この間までは本物の宇宙人との遭遇に驚いていたくらいだ。
更に今度は侵略宇宙人との御対面だからな。
声が裏返ったって仕方ないだろう。
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