第一章

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ペダン星人とやらは、人を馬鹿にした口調で俺達にこう言ってきやがった。 「我々至高のペダン星人は、この美しい惑星を我々の第二の母星とする。貴様等低能な地球人は即刻この星を明け渡せ。さもなくば我々の戦力で殲滅するまでだ。」 ……まだ初対面だってのに、無茶苦茶言いやがるぜ。 「彼等の戦力はこの惑星のそれを大きく上回る。攻められれば、間違いなく地球の文明は滅亡する。」 ……自衛隊とかの力じゃ敵わないのか? 「敵わない。この星の文明では出来ないことを彼等は難無く出来る。戦力差は歴然。」 「そういう事だ地球人。諦めてこの惑星から出て行け。目障りだ。」 流石に今のには俺も耐えられなかった。 気付いた時には、生意気な侵略宇宙人に掴みかかっていた。
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