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そのルックスから、始めてそいつを見た人間のほぼ全てが、彼女を“か弱い”女子高校生と判断することだろう。
だが実態はそのまるで逆だ。
俺は彼女がいなければ、想像しただけで身の毛もよだつ事になっていただろう。
情報統合思念体なる謎の存在が作り出した、地球上のあらゆるものを凌駕する超スペックを持っている、対有機生命体コンタクト用ヒューマノイドインターフェイスである、
長門有希は、いつも部室の隅でただ静かに読書にふけている。
少なくとも、俺はずっとそう思っていた。
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