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その格好は、何かのコスプレでもないかと疑いそうになるものだった。
全体的に銀色と紺色のツートンカラーだ。
頭部にアンテナが付いたヘルメットを被り、プロテクターで防護された全身スーツに身を包んで、良く見れば腰にはSF映画に出てきそうな光線銃のようなものを下げていた。
ヘルメットはフルフェースで顔はよく見えない。
謎の人物は、長テーブルを挟んだ形で長門と対面していた。
俺は突然の光景に怯みながら、出来るだけ己を落ち着かせながら、長門に耳打ちして聞いた。
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