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―【「人」たる「心」】―
人の主たるは「心」であって「体」ではない。
人が「思う」も「感じる」も「動く」も、総ては「心」の事。
そう、例えていへば、「心」と「体」は「人」と「舟」のようなもの。
「舟」の為に「人」がいる訳ではなく、「人」の為に「舟」がある。「体」の為に「心」があるのではなく、「心」の為に「体」がある。
「人」たる「心」が「舟」たる「体」をうまくコントロールしなければ「舟」は遭難してしまう。
右へ、左へ、時には流れに乗り、時には流れに逆らい、大河を旅して往く。
気は一瞬足りとも抜けない。
フラフラと揺れ動く「心のコンパス」を頼りに「人」は流れて往く。
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