僕を見て･･･

１１

雨｢あっ!!今お茶入れてくるから待っててね｣

｢はい｣ﾆｺ

この部屋に入ってから会長と目を合わせてない。

早く帰りたい。

雨｢じ～ん？ちょっと手伝って｣

ﾋﾞｸｯ

会｢なんで俺様が｣

そう言いながら席を立つ。

ズキン

雨｢ちょっ!!仁!!やめろって!!｣

ズキン

会｢照れんなって｣

ズキン

雨｢やっ//ん･･･じっ仁!!これ運んで!!｣

ズキン

会｢チッ、めんど｣

ズキン

雨｢お待たせ♪｣

雨宮は紅茶をテーブルに置く。

会｢･･･ん｣

会長はお菓子とケーキをテーブルに置く。

雨｢さっ食べよ♪｣

雨宮が向かいのｿﾌｧｰに座る。
その隣に会長が座って雨宮の腰に手をまわす。

ズキン

雨｢ちょっ仁やめろよ!!｣

ズキン

｢いただきます｣ﾆｺ

ズキン

僕の前でイチャイチャする会長と雨宮。

ズキン

雨｢あっ!!ねぇ君名前なんて言うの？｣

ズキン

｢あっ･･･乾悠斗です｣ﾆｺ

ズキン

雨｢俺は雨宮琉依!!琉依って呼んで♪あっ悠斗って呼んでもいい？｣

ズキン

｢いいですよ｣ﾆｺ

ズキン

雨｢そっちの人の名前は？｣

ズキン

黒｢･･････｣

ズキン

｢龍司｣

ズキン

黒｢･･････黒澤龍司｣

ズキン

雨｢･･････紅の狼ﾎﾞｿｯ｣

ズキン

黒｢？｣

ズキン

雨｢龍司って呼んでいいのかな？｣
ズキン

黒｢･･････呼ぶな｣

ズキン

雨｢じゃぁ黒澤ね♪｣

ズキン

黒｢･･････｣

ズキン

雨｢悠斗大丈夫？｣

ズキン

｢え？｣

ズキン

雨｢元気ないように見えるけど｣

ズキン

｢なんともないですよ｣ﾆｺ

ズキン

副｢へぇ～。ショックじゃないんですか？元会長の親衛隊さん｣ﾆﾔ

ズキン

雨｢え？じゃぁ仁の知り合い？｣

ズキン

会｢知らねぇよ、こんな奴｣

ズキン、ズキン、ズキン、ズキン

考えるな。心を無くせ。前と同じだ。

ズキン、ｽﾞｷﾝ･･･ｽﾞｷ･･･ｽﾞｷ･･････

｢ｸｽｯ。過去のことですよ｣ﾆｺ