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雨宮Side
俺は今屋上に来てる。
「龍司♪」
黒「・・・」
「何してんの?」
黒「・・・」
「パン買ってきたんだ♪一緒に食べよ!!」
黒「・・・」
「はい。龍司の♪」
黒澤に焼きそばパンと揚げパンをわたす。
「いただきま~す♪」
黒「・・・ありがと」ボソッ
「ふふっ。美味しいね♪」
はじめ声をかけた時、龍司は乾以外興味ないようで無視された。
それでも俺は毎日声をかけ続けた。
そして気付いた。
琉華と同じだ。
愛情を知らずに孤独で生きてきた琉華と龍司。
もし・・・
もし龍司を孤独から救えたら・・・
「何考えてんだ俺・・・」
龍司は琉華じゃない。
龍司は・・・
乾を傷付けるための駒だ。
end
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