第一話 『ひきょうもの』

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だから、家に帰ったわたしがお母さんに泣きつこうとして、 ('、`#川「まぁ! 学校はどうしたのミセリ!?こんな時間に、またそんなに服を汚して! いい加減になさい!!そんな悪い子はどっか行っちゃいなさい!!」 お母さんに思いっきり叱られて、わたしの中いっぱいに詰まった嫌なものが。 気持ち悪い暗くて黒いぐろぐろしたものが爆発してしまうのも、しょうがないと、思う。 お母さんに叱られるのはいつもの事。 だからお母さんも、いつもの感じで怒ったんだと思う。 でも、今のわたしには、それがとんでもなく嫌で。 嫌で嫌で。   _,, ミセ#;Д;)リ「お母さんのばかぁあっ! でっきらいだぁぁあっ!!」 こうなるのも、しょうがないんじゃないか、なんて。 でもきっと、これはわたしが悪い子。
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