第五話 『ひつようあく。』

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|゚ノ ∀ )「…………」 爪 ゚-゚)「レモナ、戻ろう……」 |゚ノ ∀ )「え、ぇ……」 動かなくなった姉者を埋葬し、レモナは宙を見つめる。 虚ろな目から涙が溢れる事はなく、ただ拳を握って、自宅へと戻って行った。 なんて呆気ないんだろう。 なんて、ヒトは容易く死ぬのだろう。 でもショックを受けている暇は無い。 少しでも早く、少しでも被害を減らさなければ。 けれど、はやる思いは空回りばかり。 どんなに焦って薬を作っても、その結果はひどい物だった。
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