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|゚ノ ∀ )「一つは子供を狙わない事、そしてもう一つは、即死させる事。 この二つを守れば、後はどうでも良いわ」
爪;゚-゚)「…………分かっ、た……」
|゚ノ ∀ )「さあ行くわよ、武器以外、何も持たなくて良い」
ふらつく仲間を率いて、レモナが集落を後にした。
のろい動きで歩く者を叱咤し、立ち止まる者を罵倒する。
その姿は、昨日のレモナからすら想像も出来ない程に冷酷で、仲間達はレモナに怒りや悲しみを感じると同時に、激しい恐怖を抱いていた。
あの優しいレモナが、甘ったれでお人好しのレモナが、病人を罵倒して歩かせる。
そんな事が起こるだなんて、こんな姿を見る事があるなんて、思いもしなかった。
戸惑いながらも、レモナが発する異様な威圧感に気圧されて、抵抗する事も反論する事も、もはや出来なくなってしまっていた。
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