第五話 『ひつようあく。』

196/243
前へ
/1182ページ
次へ
彼女の目の前までやって来たレモナが、静かに静かに頭を下げた。 それにつられて彼女も頭を下げて、小さく笑った。 頭巾をかぶって頭を隠す彼女。 その顔は、やはりよく見えなくて。 |゚ノ ∀ )「こんにちは」 『こんにち、は……レモナ』 |゚ノ ∀ )「あなたね? レモナが殺しに来るって、みんなに教えたの」 『え、えへ……ごめん、ね、レモナ……』 |゚ノ ∀ )「……どうして、分かったの?」 『分かるよ……レモナの考える、コト……簡単』 |゚ノ ∀ )「は……あはっ、簡単、か……」 『うん…………ありがとう、レモナ』
/1182ページ

最初のコメントを投稿しよう!

758人が本棚に入れています
本棚に追加