第五話 『ひつようあく。』

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爪; - )「レモ……ナ……」 |゚ノ ∀ )「…………」 爪; - )「? ……レモ、」 ざん。 じぃの頭が宙を舞い、ごとん、と地面に落ちた。 右手に握る刃を持ち上げては首を狙い、振り下ろす。 首を刎ねたならまた持ち上げて、振り下ろす。 それを何度も繰り返して、レモナは仲間達の息の根を止めた。 村の入り口に広がる物は、小さな山になった有髪族の死骸。 首の断面からびゅうと血を吹き出させて、体はまだ少し痙攣していた。 その死体の山にビンの中身をどぽどぽとぶちまけて、中身が無くなるとまた、空になったビンをその辺りに投げ捨てる。
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